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16- D- 0345
201 6 年
8 月
1 日
株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
株式会社ク
レ
ハ
(
証券コ
ー
ド
:
4023)
【新規】
発行登録債予備格付
A
【据置】
長期発行体格付
A
格付の見通し
安定的
債券格付
A
国内CP格付
J−1
■
格付事由
(1)
ファイン・スペシャリティ主体の化学メーカー。いわき事業所(福島県)を中核拠点とし、機能樹脂や
医・農薬、家庭用・業務用包装資材など、比較的幅広い事業を展開している。機能製品事業を成長の柱と
するべく、シェールガス・オイル採掘用機材の成形部品として使用される
PGA (ポリグリコール酸)樹
脂や二次電池用バインダーといった成長ドライバー製品の拡販に取り組んでいる。一方、16/ 3
期に二次
電池用負極材の合弁会社を解散するなど、機能製品事業では不採算製品に対する構造改革も実施した。
(2)
後発医薬品の伸長で、収益源であった医薬品の収益力が低下している。ただし、機能製品事業は自動車向
けの堅調な需要や成長ドライバー製品の採用増加などにより、黒字転換を果たすなど採算改善が進んでい
る。消費者認知度の高い家庭用製品の収益下支えなどもあり、当面の収益は安定した水準を確保可能と
J C R
では考えている。一方、財務構成は資金需要が旺盛で悪化傾向にあったが、今後は有利子負債の削減
により財務安定性の向上が進むと想定している。以上を踏まえ、格付を据え置き、見通しを安定的とした。
(3)
17/ 3
期営業利益は国際会計基準ベースで
105
億円を見込んでいる(17/ 3
期より国際会計基準を任意適用。
同基準換算の
16/ 3
期営業利益は
73
億円)
。円高など外部環境に変化は見られるが、機能製品事業におけ
る二次電池バインダーの拡販や構造改革負担の減少などが寄与する見通しである。本格的な収益成長に向
けては、 PGA
樹脂の動向がポイントと
J C R
では考えている。足元では原油価格下落に伴いシェールガ
ス・オイル採掘の事業環境が悪化している上、独占販売店との契約解消による販売体制の見直しも行って
いる。同製品における今後の事業展開や拡販状況を確認していく。
(4)
成長戦略に対応した投資負担で有利子負債の増加が続いていたが、16/ 3
期末の財務構成は設備投資の一
巡で改善に転じた。DE R は 15/ 3 期末の 0. 74 倍から 16/ 3 期末には 0.68 倍となっている。今後は製品差別
化や新事業創出に向けた投資が予定されている。ただし、おおむね安定したキャッシュフロー創出力が認
められることや
17/ 3
期に受給予定の補助金などを踏まえれば、引き続き財務構成の改善が進むと見てい
る。
(担当)藤田
剛志・川越
広志
■
格付対象
発行体:株式会社クレハ
【新規】
対象 発行予定額 発行予定期間 予備格付
発行登録債
200 億円
2016 年 7 月 30 日から 2 年間
A
【据置】
対象 格付 見通し
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対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付
第 3 回無担保社債(社債間限定同順
位特約付)
50 億円
2010 年 9 月 16 日
2017 年 9 月 15 日
0. 949%
A
第 4 回無担保社債(社債間限定同順
位特約付)
50 億円
2011 年 10 月 20 日
2018 年 10 月 19 日
0. 815%
A
第 5 回無担保社債(社債間限定同順
位特約付)
70 億円
2015 年 3 月 6 日
2020 年 3 月 6 日
0. 302%
A
対象 発行限度額 格付
コマーシャルペーパー
80 億円
J - 1
格付提供方針に基づく
その他開示事項
1.
信用格付を付与した年月日:2016 年 7 月 27 日
2.
信用格付の付与について代表して責任を有する者:島田
卓郎
主任格付アナリスト:藤田
剛志
3.
評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、J C R
のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」
(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。
4.
信用格付の付与にかかる方法の概要:
本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R
の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、
「コーポレート等の信用格付方法」
(2014 年 11 月 7 日)
、
「化学」
(2012 年 3 月 26 日)として掲載している。
5.
格付関係者:
(発行体・債務者等)
株式会社クレハ
6.
本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての
J C R
の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R
が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7.
本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
・ 格付関係者が提供した格付対象の商品内容に関する書類
8.
利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
J C R
は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9.
J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし
■
留意事項
本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■
用語解説
予備格付:予備格付とは、格付対象の重要な発行条件が確定していない段階で予備的な評価として付与する格付です。発行条件が確定した場合には 当該条件を確認し改めて格付を付与しますが、発行条件の内容等によっては、当該格付の水準は予備格付の水準と異なることがあります。
■
NR S R O 登録状況
J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ
スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則
17g-7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJ C Rのホームページの“ Rating Information” (http: / / www. jcr. co. jp/ english/ top_cont/ rat_info01. php) に掲載されるニュースリリースに添付しています。